【企業の原点にふれる旅】日立オリジンパーク&日鉱記念館をたっぷり巡ってきた!

国内旅行

こんにちは、ととです!

今回は、茨城県日立市にある「日立オリジンパーク」と「日鉱記念館」をじっくり見学してきました。

日立といえば、誰もが一度は聞いたことのある企業グループ。
でもその始まりが、ひとつの鉱山から生まれたって、知ってましたか?

モノづくりの原点」と「企業の社会的役割」がギュッと詰まったこの2つの施設は、想像以上に見ごたえがあり、知的好奇心を大いに刺激される体験となりました✨

日立オリジンパーク|日立グループ発祥の地で“原点”を体感

まず訪れたのは、JR常磐線大甕(おおみか)駅から歩いて10分ほどの場所にある「日立オリジンパーク」。

ここは、日立製作所が1910年に創業した実際の敷地内に整備された企業博物館で、企業博物館の中でも評価が高い場所です。

日立製作所とは?|「優れたモノづくり」と「社会インフラ」で世界を支える企業

日立製作所(正式名称:株式会社日立製作所)は、小平浪平(おだいらなみへい)1910年に創業した日本を代表する総合電機メーカー。
創業当初は、鉱山のために使われる5馬力の電動モーターの自社製作からスタートし、
現在では世界100以上の国と地域に展開するグローバル企業となっています。

小平記念館(展示ホール)|日立の”歩み”と“今”を学ぶ

初めにこちらの小平記念館創業から現在にいたる日立製作所の歩みと、最先端の社会イノベーション事業を知ることができます。

  • 鉄道、電力、水処理、医療といった社会インフラを支える事業の紹介
  • 世界各地でのプロジェクトの事例
  • SDGsへの取り組みや、環境技術開発の現場の紹介

特に印象的だったのは、「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念が、100年以上経った今も継承されている点。

創業当初の精神が、形を変えて今なお現代社会を支えているのを感じ、企業の継続的な価値創造というものに改めて敬意を抱きました。

創業小屋|日立製作所の原点が息づく、伝説の木造工場

さらに屋外展示として、日立製作所が事業を開始した当時の創業小屋の復元展示があります。

この小屋は、創業者小平浪平とその仲間たちが、1台のモーターから礎を築き上げた場所です。

そのモーターというのが5馬力モーターで、国産初のモーターとされています。

実際に動いている様子を見ることもでき、当時の技術者の熱い想いが伝わってくるほど感動しました。

日鉱記念館|「鉱山から生まれた企業」の真髄にふれる

次に向かったのは、日鉱記念館

この博物館は、かつて日本有数の銅山として知られた日立鉱山の跡地にあります。

そのため、日立製作所の原点とも言っていい場所です。

日鉱記念館は、JR常磐線日立駅から車で約10分の距離にあります。

公共交通機関を利用する場合は、日立駅から茨城交通バス東河内行き日鉱記念館前」停留所(駅から約30分)で降りると目の前です。

JX金属とは?|日本の素材産業を支えるグローバル企業

この日鉱記念館は、JX金属株式会社(旧・日本鉱業)によって運営されています。

JX金属は、銅やレアメタルなどの非鉄金属資源の開発・精錬・加工を手がける企業で、
そのルーツは、ここ日立鉱山にあります。

明治末期に日立鉱山としてスタートしたこの地が、やがて日本鉱業となり、
現在のJX金属へとつながっています。

ここ日鉱記念館には、このJX金属の事業の紹介などの展示もありとても勉強になります。

日鉱記念館|企業と地域の歩みをたどる

日鉱記念館の展示は、単なる企業史にとどまらず、日本の鉱業史や地域社会との関わりも深く掘り下げられています。

日立鉱山の開発と成長の歴史、地域との共生とまちづくり、環境保全と再生の取り組み等、近代日本の産業発展における「素材」「資源」「エネルギー」の重要性を感じながら、その裏側にあった“人の努力と挑戦”にふれることができる充実の展示です。

とりわけ目を引くのが、館内に設けられた「模擬坑道」のコーナー。

これは実際の坑道を模した展示で、照明の少ない通路や岩肌の質感がリアルに再現されており、
かつて鉱夫たちが働いていた地下空間を疑似体験できるようになっています。

鉱山資料館|大型掘削機械がズラリ!技術の進化を体感

日鉱記念館に隣には鉱山資料館という博物館もあります。

ここでは、より実務的な視点から鉱山の歴史を知ることができます。

この資料館の最大の見どころは、多種多様な掘削・運搬機械の実物展示です。

これらはすべて実際に日立鉱山で稼働していたもののようです。

そのため、間近で見るとそのスケール感に圧倒されます。

また、内部が見えるようにカットされた装置や、技術者が使っていた設計図・工具類も展示されており、鉱山技術の進化を「見て」「学べる」貴重な資料館です。

この他にも、屋外の展示も様々あり、じっくり見るとかなり楽しめました!

まとめ|企業の“はじまり”にふれる特別な時間

日立オリジンパークと日鉱記念館は、ただの企業博物館ではありませんでした。
そこは日本のものづくりの原点と、そこに関わった人々の熱意を体感できる場所でした。

創業の想いや技術の進化を知ることで、普段何気なく使っている製品やインフラが、
どれだけ多くの挑戦と努力の上に成り立っているのかを実感。

知るだけでなく、感じることができる、そんな貴重な時間になりました!

日立オリジンパーク:日立オリジンパーク

日鉱記念館:日鉱記念館

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